「水準器の泡が半分」がブランド名のマーケ代理店、夫婦経営で月商$98Kへ
カリフォルニア州チコの夫婦 Michael と Kathryn Redman が2002年に立ち上げた Half a Bubble Out。マーケ・広告・ビジネスコーチングを統合したサービスで、20年かけて月商$98K・8名チームの代理店に育てた経緯。

取材時の様子 — Photograph by Editorial Team
BUSINESS AT A GLANCE
Michael と Kathryn Redman は2002年、カリフォルニア州チコで Half a Bubble Out を立ち上げた。社名の由来は「水準器の泡が半分ズレている」状態——「いまの位置から少しだけ視点をずらすことで、見えなかった戦略が見える」という比喩だ。
「広告 + コーチング」を1つの代理店に統合した珍しい設計
Half a Bubble Out のサービス構成は、伝統的なマーケ代理店業務(広告制作・運用・SEO)とビジネスコーチング・リーダーシップ開発を同じ顧客に提供することだ。広告だけでは経営が変わらない、コーチングだけでは集客が伸びない——両方を一気通貫で提供する設計が中堅企業の経営者に刺さった。
ニッチ業界に特化することで競争を回避
Half a Bubble Out は不動産管理・医療・農業・NPOといったニッチ業界に特化している。デジタルネイティブな業界(SaaS・D2C等)はレッドオーシャンだが、これらの「見落とされがち」な領域では業界知識が高い参入障壁になる。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 創業 | 2002年5月 |
| 月商 | $98,000 |
| 年商 | 約$1.176M |
| 従業員 | 8名 |
| 主要業界 | 不動産管理・医療・農業・NPO |
HaBO Village——代理店業務の上にコミュニティを乗せる
受託案件の収益基盤の上に、月額制のリーダー向けコミュニティ「HaBO Village」を立ち上げた。代理店業務だけでは時間と人手で売上に上限があるが、会員制コミュニティはレバレッジが効く。20年の代理店経験で蓄積した知見を、コミュニティ商品としてパッケージ化した形だ。
「ひとりではクリアな視界に到達できない。だから私たちは別の角度を提供して、経営者がビジネスの6つの領域すべてで明確さを得る手伝いをする」── Kathryn Redman
この記事のポイント
- 01「広告 × コーチング」を統合する珍しいサービス設計が、中堅企業オーナーにとって「分割発注の手間」をなくす提案価値になった。
- 02ニッチ業界(不動産管理・医療・農業・NPO)への特化が業界知識という参入障壁を生み、SaaS/D2C系の価格競争を回避した。
- 03受託代理店業の上に会員制コミュニティ(HaBO Village)を乗せる二層構造が、人手依存の上限を超える収益拡張パスを開いた。
参考:Starter Story
関連記事
ヴィンテージVWを改造したモバイルカフェ、年商$180Kへの道
VWキャンパーをコーヒーバンに改造したら、スポーツイベントと撮影現場から仕事が止まらなくなった。
読了 9分 ・ 2026.05.10$500で開業したテキサスのベーカリー、ダライ・ラマの誕生日ケーキを焼くまで
$500開業・1人運営のベーカリーが、有名人ケータリングとカスタムケーキで成立する経済学。
読了 8分 ・ 2026.05.10「野球サブスクボックス」をGoogleしたら誰もやっていなかった——独立リーグ選手の貯金$800が月商$325Kになるまで
独立リーグ選手の副業が、野球用品サブスクで年商$3.9Mに。Google検索1回から始まったマーケットの掘り当て方。
読了 9分 ・ 2026.05.10